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お店から「ChatGPTで調べても出てこない」と相談されたとき、Googleマップの順位レポートだけでは答えられません。AIがすすめる店と、マップの上位の店は、ほとんど重ならないからです。MEO会社がAI検索対策(LLMO対策・AIO対策とも呼ばれます)を商材にするには、計測・分析・改善提案の3段階が要ります。この記事では、店舗を対象にした独自の調査データをもとに、それぞれで何を見るか、自社で作るか自社の名前で出せる仕組み(OEM)を使うかの判断材料をまとめます。
AIがすすめる店と、Googleマップの上位の店は、ほとんど重なりません。
SPOT-ONEが2026年10月9日に横浜の工務店で調べた結果です。「横浜でおすすめの工務店を教えて」など5つの質問を、3つのAIに各3回ずつ聞き、AIがすすめた店と、Googleマップで「工務店」と検索したときの上位10件を照らし合わせました。
| AI | すすめた店 | うちマップ上位10件 |
|---|---|---|
| OpenAI | 30店 | 2店 |
| Gemini | 24店 | 1店 |
| GoogleのAIモード | 15店 | 1店 |
出典:横浜の月次調査 2026年10月(10業種×3つのAI×5問×各3回、有効回答450件)。OpenAIはOpenAI API(Web検索あり)、GeminiはGemini API(Google検索とGoogleマップを使用)で質問しています。
工務店に限った話ではありません。10業種・30調査(2026年10月2日、回答1,350件)でも、AIがすすめた店のうちマップ上位20件に入っていたのは、OpenAIで19.6%、Geminiで24.0%、GoogleのAIモードで30.7%でした(3つのAIの推薦はどれだけ重なるか)。
つまり、「マップで上位だから、AIでも紹介されているはず」とは言えません。MEO(Googleマップでの集客対策)の順位レポートを毎月出していても、お店から「AIではどうなの?」と聞かれたときに答える材料がない、という状態が起きています。
計測だけでは「で、何をすればいいの?」に答えられません。分析と改善提案までが1つの商材です。
計測の結果だけを渡すと、数字が良ければ「もう十分」、悪ければ「効果がない」と受け取られがちで、続けてもらう理由になりにくくなります。分析と改善提案があれば、毎月の報告が「次にやること」の打ち合わせになり、MEOの運用と同じように継続の理由になります。
お店の名前を入れた質問(指名検索)で紹介されるのは当然なので、店名を入れない質問で見ます。横浜の工務店では、次の5つの型で聞いています。
10業種の調査で、回答の根拠になったサイトの種類を数えると、AIごとに大きく違いました(1回の回答に複数のサイトが付くため、合計は100%になりません)。
| 根拠になったサイト | OpenAI | Gemini | GoogleのAIモード |
|---|---|---|---|
| 店舗の公式サイト | 62.0% | 52.4% | 16.2% |
| Googleマップ・Google上の店舗情報 | 27.6% | 対象外 | 84.7% |
| 予約・口コミのポータルサイト | 21.1% | 74.2% | 32.7% |
出典:3つのAIの推薦はどれだけ重なるか(2026年10月2日、10業種・30調査)。Geminiは回答にGoogleマップを引用元として示さないため「対象外」。
2つのAIで同じ店が紹介される割合も18.6〜29.2%にとどまりました。1つのAIだけを見て「紹介されている/いない」と判断せず、3つのAIを並べて見る必要があります。
紹介されない質問ごとに「答えになる情報がどこにもない」状態を探し、埋めていきます。
業種ごとの表現の決まりにも注意が要ります。工務店・リフォームでは「地域最安」「必ず安くなる」など根拠のない表現(景品表示法)、整体院やクリニックでは医療広告の決まりに触れる表現を、文例に入れないようにします。
AI検索対策の仕組みを用意する方法は、大きく3つあります。
| 比べること | 自社で開発する | 市販のツールを使う | OEM(自社の名前で出す) |
|---|---|---|---|
| 始めるまでの手間 | 大きい(AIの利用契約・開発・画面づくり) | 小さい | 小さい |
| AIの仕様変更への対応 | 自社で対応 | ツール側 | 提供元 |
| お店に見せる名前 | 自社 | ツールの名前が出ることが多い | 自社 |
| 店舗向けの改善提案 | 自社で作る | 企業サイト向けが多く、店舗向けは少ない | 提供元しだい(要確認) |
| 向いている会社 | 開発の体制がある | 自社で使う・分析できる人がいる | お店への提案と運用に集中したい |
市販のAI検索の計測ツールは、企業サイト(BtoB)を想定したものが多く見られます。店舗の場合は、Googleマップやポータルサイト、口コミが根拠に入るため、企業サイト向けの分析だけでは改善提案まで落とし込みにくい点に注意します。
SPOT-ONEでは、ここまでの計測・分析・改善シート・お店に渡す資料を、代理店の名前・ロゴで提供しています(エラバレAI パートナー)。工務店を例にした見本の画面を公開しているので、サマリーから改善シート、お店に渡す資料までの流れを確認できます。
デモは仮想データです。画面右下の「話を聞いてみる」から、料金や機能のご質問を送れます。結果は各AIサービスのAPIを通じた参考値で、AIでの表示や順位を保証するものではありません。
保証はできません。AIの回答は同じ質問でも毎回変わり、仕組みも公開されていません。お店の情報を正しく整え、質問に答えるページを増やすことで、紹介される機会を増やす取り組みとして説明するのが安全です。
単価が高く、お客様が比べてから選ぶ業種(工務店・リフォーム、士業、クリニック、専門店など)は、AIに相談される場面が多く、改善提案の価値が伝わりやすい傾向があります。飲食店のように件数が多く単価が低い業種は、口コミとGoogleマップの対策を中心にしたほうが合うことがあります。
できます。AI検索対策は、Googleビジネスプロフィールだけでなく、公式サイト・ポータルサイト・口コミなど複数の情報源をそろえる仕事です。MEOの契約がなくても、計測と改善シートから始められます。
数字は「先月との差」だけを伝え、課題は1つ、やることは2つまでに絞ると伝わりやすくなります。専門用語は使わず、「AIに『○○でおすすめの工務店』と聞いたときに、紹介される回数が増えたか」で話します。